紫外線はシミの発生を促す大きな要因のひとつ。それ以外にも、ストレス・睡眠不足・飲酒・喫煙・紫外線などによって発生する“活性酸素”もシミの要因となります。

Sorabudoコラム

COLUMN #08

シミの原因と対策。「白」を叶えるスキンケア術

2019.10.18
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シミの原因とは?
・紫外線
・活性酸素
・肌への刺激

紫外線はシミの発生を促す大きな要因のひとつ。それ以外にも、ストレス・睡眠不足・飲酒・喫煙・紫外線などによって発生する“活性酸素”もシミの要因となります。また、洗顔のときにゴシゴシ洗うなど、肌への刺激からできることも。しかし、これらの行動をしたからといって、すぐにシミが発生するわけではありません。では、どのようにしてシミはつくられるのでしょう。

シミのメカニズム

紫外線を浴びると、肌の中のシミの製造工場であるメラノサイトが活性化され、シミの元であるメラニンがつくられます。通常、そのメラニンは肌のターンオーバーとともに角質に到達し、やがて垢となって剥がれ落ちます。ところが、ターンオーバーが滞ってしまうと、メラニンが肌内に蓄積してシミを引き起こしてしまうのです。メラニンの蓄積は、くすみの原因にもなリます。また、紫外線を浴び続けるとメラニンが過剰につくられたり、活性酸素もメラニンの生産工場を活発にしてメラニンの生成を促進します。

シミ対策のポイント

シミやくすみのない透明感あふれる肌を目指すためには、日焼け止めなどでUV対策するのはもちろんですが、「シミの元であるメラニンをつくらせない」「できてしまったメラニンの黒化を防ぐ」「活性酸素から肌を守る」「肌のターンオーバーを正常化する」といった美白スキンケアも大切です。では、シミ対策にオススメの成分をみていきましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンCの浸透率を高めたビタミンC誘導体は、美白に欠かせない成分です。

●メラニンの生成前後にダブルアプローチ
ビタミンC誘導体は、メラニンの生産工場であるメラノサイトの働きを抑制します。また、できてしまったメラニンを肌内で薄くする働きもあり、2つの側面からシミにアプローチします。

●活性酸素から肌を守る
メラニンの製造工場を活性化したり、肌老化の要因のひとつでもある活性酸素を防ぎます。

●肌のターンオーバーを整える
肌のターンオーバーを正常化して、メラニンの排出を助け、シミやくすみのない明るい肌色へと導きます。

レスベラトロール

ブドウの果皮や赤ワイン、チョコレートやココアなどに含まれるポリフェノールの一種で、健康や美容のスイッチを入れ、若々しさをサポートする成分です。

●メラニンをつくらせない
メラニンの生産工場であるメラノサイトを刺激する酵素の働きをブロックすることで、メラニンの生成を抑えます。

●活性酸素を抑制する
レスベラトロールは強い抗酸化作用をもち、活性酸素の害から肌を防ぐ働きがあります。

●肌のターンオーバーを正常にする
ターンオーバーサイクルをスムーズにして、シミとして肌に定着することを防ぎます。

ブドウ幹細胞

いま再生医療や美容で注目されている幹細胞。なかでも植物の幹細胞は、高い抗酸化力と保湿力があり、エイジングケア成分として高い人気を集めています。

●紫外線ダメージ&活性酸素から肌を守る
肌のターンオーバーの源となる「表皮幹細胞」を紫外線ダメージからガード。また、活性酸素から肌を守ります。

ビルベリー葉エキス

北欧産野生種ブルーベリーの一種であるビルベリーの葉から抽出したエキスです。

●活性酸素を除去
ビルベリーは北欧の強い紫外線から身を守るために、葉にはポリフェノールが豊富に含まれています。

●メラニンの生成を阻害する
ビルベリー葉エキスには、メラニンの生成に必要な酵素の働きをブロックするアルブチンという成分が含まれています。

セイヨウサンザシ果実エキス

セイヨウカンザシの果実から抽出したエキスで、果実を干したものは「山査子(さんざし)」と言い、漢方の原料などに使用されています。

●活性酸素をブロック
抗酸化作用のあるポリフェノール類が多く含まれ、活性酸素から肌を守ります。

〜〜〜〜まとめ〜〜〜〜
紫外線を浴びたからといって、シミは翌日にできるわけではありません。シミは数年〜数十年経ってから、肌表面にシミとしてあらわれてきます。そのため、万が一紫外線を浴びたとしても、すぐに美白ケアをすれば、シミは予防できるのです。また、いまシミがない方でも、肌の中にはシミ予備群がいるため、普段から「シミの元をつくらない」「肌表面にシミとして定着させない」、美白スキンケアを習慣にすることが大切です。